
レジデントTです。

先日、画像診断勉強会の一つである「film reading club東銀座」に行ってきました。腹部疾患を中心とした全7症例を2時間でじっくり検討する会場参加型の勉強会です。広い会場でマイクを握る回答者の若い先生の緊張が伝わります。一緒に焦りながら少ない知識をかき集めて考えるのですが、どの症例でも序盤早々で行き詰まってしまいます。後半、大先輩の先生方による症例検討がはじまるのですが、まさに!!の連続でした。正確かつ膨大な知識量はさておき、丁寧に解剖を考えて由来臓器に迫ること、典型的な所見を大事にすること、良悪性を柔らかい頭で考えること…などなど。画像でここまで迫れるのかと少し心躍りました。限られた時間で必要最低限の読影をしっかりすることは今の大きな課題ではあるのですが、これ以上はムリ!と音をあげずに丁寧に考えるのもまた大事だなあと思った次第です。
写真は病院の中の好きな風景の一つです。